2025.09.30
9月に学生インターンがお二人来てくれました。
9月は、インターン生が2名来てくれました。
上旬に山形県から1名(3日間)、中旬に愛知県から1名(2日間)。
遠方からわざわざ足を運んでくれたこと、本当にうれしく思います。
お二人とも大学で陶芸を学んでいて、
“実際の現場でのものづくりを体験したい”という思いで小兵を選んでくれたそうです。
製造現場では、施釉(せゆう)やハマ剥がしなどの製造工程を体験し、
直販部門ではハマスリや梱包など、お客様に届く直前の作業にも取り組んでもらいました。
製品が形になり、うつわとしてお客様のもとに届くまでの流れを、
実際に見て、触れて、感じてもらえたのではないかと思います。

初日はどちらの学生さんも緊張した面持ちでしたが、
作業を重ねるうちに少しずつ慣れていき、表情がやわらいでいくのが印象的でした。
真面目でとても素直に仕事に向き合う姿がまっすぐで、
見ているこちらまで気持ちがほっこりしました。
スタッフたちも、「若い子が現場に来てくれるのがうれしいね」と口々に話していて、
工場の空気がいつもよりふんわり明るく感じられる数日間でした。
短い期間ではありましたが、
今回の体験の中で、窯元のものづくりの空気や、人との関わりの中から
何か一つでも感じ取ってもらえていたら嬉しいです。
そしてなにより、「インターンに行きたい」と思ってもらえたこと自体が、
私たちにとっても大きな励みになりました。
これからも、若い方々にとって学びの場となれるような窯元でありたいと思います。

(文:嫁まみ)