酒器|美濃焼のプレゼントなら㈱カネコ小兵製陶所|全国対応 酒器|美濃焼のプレゼントなら㈱カネコ小兵製陶所|全国対応

shuki

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お酒が楽しくなる器、
作ってます

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日本酒はただ飲むだけでなく、伝統的な行事や宴会で注ぎつ注がれつ、楽しまれてきました。

揺れる船上でもこぼれない船徳利、囲炉裏の灰に埋めて燗をつける鳩徳利など、シーンに合わせた酒器も数多くつくられました。お酒を注いで飲むまでの過程を楽しむべく杯など、バリエーションは豊かです。

カネコ小兵も、「使い勝手がよく美しい」だけでなくお酒の時間が「楽しくなる」酒器を作ります。
酒器から日本酒の奥深さを感じていただければ幸いです。

繊細になっている
日本酒に合わせて
酒器にも進化を

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昔は、宴会というとほとんどの人が日本酒を熱燗にして飲んでいましたが、今はお酒が多様化し、日本酒の販売量は激減しています。そんな状況を打開しようと蔵元が工夫を凝らし、純米酒や大吟醸など、昔では蔵元の杜氏か地元の有力者しか飲めなかったような繊細で高級なお酒が一般の人でも飲めるようになりました。
日本酒が繊細になっているのに対して酒器は一向に進化していない、もったいないと考え、お酒本来の味や香りを楽しめる一献盃を開発しました。

繊細な味を感じやすいのは薄造りの酒器です。ガラスメーカーが吟醸酒向けの薄いグラスを出していますが、ガラスばかりで飲むと次第に味がとがってきます。磁器であれば、ガラスよりは少し厚めですが日本酒の本来の味が感じられる。高級な日本酒を飲むなら、ぜひ、日本の酒器でお楽しみください。

「徳利の小兵」と
呼ばれた歴史

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高度経済成長期、日本酒の消費が増えていたことから、徳利の需要が伸びることを見越して、小兵はこれまで作っていた神仏具から徳利製造へとシフトしました。

単独窯から連続窯へ切り替えたり、焼成前後の収縮率を把握して容積を一定にすることに力を注いだりと、安定した量産体制を整えることで信頼を得て、地元では「徳利の小兵さん」と呼ばれることとなります。

ピーク時の昭和40年代後半ごろは年間160万本の生産をしており、当時、徳利の生産日本一といわれた長崎県波佐見の窯元より多かったため、いわば日本一の生産量を誇る窯元でありました。
日本酒を熱燗で飲む文化は日本特有のものですので「世界一の徳利の窯元」であったともいえます。

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蔵元の名前入りの徳利を作ることが多く、3,000ほどある蔵元のうち、1,000以上の銘柄を入れていました。
お酒の多様化とともに徳利の需要が減り、和食器全般を手掛けるようになりましたが、現在も、日本酒と酒器には強い思い入れがあります。やはり小兵は日本酒の蔵元にお世話になり、今があるからです。
純米酒や吟醸酒といった高級なお酒を見ると、「さらにおいしく飲める酒器を開発したい」との想いにかられます。

今では、小兵らしく趣向を凝らした酒器作りを続けており、単に飲むためだけでなく酒席を楽しくする酒器を提案しています。
進化した小兵の酒器で、日本酒を楽しんでいただければと思います。

カネコ小兵が
ご提案する酒器

一献盃

日本酒をもっと身近に楽しんでもらいたいと、4種の盃を作りました。

同じ日本酒も、盃を変えて飲み比べると「あら不思議!」

口の形によってお酒の香りや味の感じ方が変わったように感じられます。その日のお酒によって、お料理によって、はたまた気分次第で盃をお選びください。

はじめはちょっとお行儀が悪くても、盃から盃へ移しながら味の違いを感じてみましょう。

一番大事なのは、「美味しい」「楽しい」の気持ちです。

ストレート型

軽くて香りが控えめな「スッキリ爽快系」に。

口径が小さく背が高い盃で、顔を上に向けると細長く直線的にお酒が口の中に入ってきます。
スーッと口の奥まで届き、すばやく喉の奥に去ってゆきます。なめらかな舌触り、爽やかな喉越しが感じられます。

ラッパ型

香りが良く後味しっかりの「ドライ・辛口系」に。

口径が開いているので、香りを近くに感じます。
盃を口につけると、横長にお酒が入り、口のなか一杯にお酒が広がり、後味もしっかり、濃く感じます。

ワングリ型

甘み、旨みがたっぷりな「お米の味系」に。

ある程度の口径があり、腰が張ったこの盃は、たっぷりと丸い形で舌のド真ん中にドカッとお酒が入ってきます。お酒の味わいを長時間感じていただけます。

ツボミ型

甘くていい香り、「スイート果実系」に。

口径がすぼんでいるため盃が鼻にあたって傾けにくい、チビチビと飲むための形です。
香りは鼻でフタをしているような状態。香りに鼻を突っ込みながら、舌先で舐めるようにお楽しみください。

シズル冷酒器

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枡の中にグラスを置いてお酒を注ぐ、あの情景を表現できないかと開発したのがシズル冷酒器です。
お皿の上に片口と盃を置いて日本酒を注ぐと、片口から溢れ出たお酒が盃にそよそよと流れ、視覚でも楽しめる酒器になっています。

瓶から片口、片口から盃へと注がれたお酒はほどよく空気と触れ合い、いっそう香りが引き立ちます。
コツは、片口に勢いよく、すりきり一杯を目指して注ぐこと。

風流な光景を何度も見たくて、思わず飲み過ぎてしまいそうですが、こんな“楽しめる酒器”でおいしいお酒をご自宅で味わってみてはいかがでしょう。
お皿は、箸休めの出来る切り込みがあり、取り皿や二品盛の皿としてもお使いいただけます。

備前風徳利・盃

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「徳利の小兵さん」と呼ばれた当時から続く、小兵窯のスタンダードな備前風シリーズです。
少しざらついた焼締の質感で燗をして濡れても滑りにくい器です。二合でゆっくり、一合でちびちび。
一輪挿しの花器として使えば和風の花のある演出にも。

漆ブラウン オリメ徳利・盃

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漆のシックな色とスタイリッシュなラインが特徴のモダンな酒器揃。
お酒を注ぐと、深い色の底が仄かに輝きます。
白磁の盃とはまた違った器で、お酒の輝きをお楽しみください。